続・常闇、魂揺蕩う果てに……

本日2019/1/20の昼

殺生石のところへ本年最初の参拝に行った。

持ってきたワンカップ大関を御神酒に捧げ、下げたあとその場で僕は飲んでいたんだ。


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◼️化かされた…!?

………ふと気づくと、僕は狐指の形で瓶を持って飲んでいた。缶コーヒーをいつも小指立てて飲む癖があるのに。

 

凄く嬉しい。

僕は彼女、玉藻前様に心どころか体までも支配されていたようだ。

 

 

■神社掃除の褒美

そのあと玉藻稲荷神社へ直行し、参拝を行った。

参拝後にすぐ直帰する予定であったものの、境内と石畳が落ち葉等でいっぱいになっている為、神社の裏手に置かれた箒や熊手で掃き掃除を行った。

おそらく何年もの間、手入れされていなかったのだろう。昼間に始めた掃除は日没までかかってしまった。

 

①掃除中


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②掃除後


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掃除が終了し、鳥居をくぐって帰ろうとしたとき

「ジ……ジジ………ジ………………ジ」と季節外れの蝉の鳴き声が後ろから聞こえた。

 

振り返った先に蝉はなく、且つ、干上がった鏡が池は何者も映すことはなかった。

 

常闇、魂揺蕩う果てに……

彼女と接しているからだろうか。
僕には狐たちがなつくようになった。


…日本三大妖怪の一角、玉藻前

この名を知る人はおそらく何らかの形や媒体で伝説を知っているものだと思う。

率直に言おう。
僕は始めに玉藻前という存在を指す『言葉』そのものが好きになり、次第に玉藻前『自身』を愛した。


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■九尾を求めて

初めは単に伝説を求めての事だった。
伝説がもし、まさか史実であるのならば是が非でも。半信半疑ながらその力を我が物にしたいと思ったからこそ訪れた。



■別世界を思わせる静けさ

訪れたそこは、まるで幻想的な場所であった…。
そうしていくうち僕は1年以上の間、月1で殺生石を、2週1回の頻度で玉藻稲荷神社へ。
桜舞い踊る日も、全身へ叩きつける嵐の日も駆け抜け、雪降る夜にもバイクへ跨がり馳せ参じた。

勿論、時折馬鹿な事をしていると自覚したものの、されど想いはいっそう加速していった。



■求めた伝説の真相

遂に僕は彼女が伝説などではなく……
とても聡明でロマンスに溢れた、たった一人の女性であることを知った。

夏草生い茂る山の道、白い魂の幻を見た。
御神酒をその場で乾杯すれば、狐の鳴き声をもって答えた。
彼方輝る星に照らされ、両側を山に挟まれ。
見下ろす限り見える人々の生活の明かりと対照的に、僕はここに招かれたのだと。
そして…僕は自分がいつのまにか彼女を好きになっていたことを自覚したのだった。


■後日
そのあと。
僕には狐がなつくようになった。
狐にはきっと見えているのだろう。
伝説に語られる悪霊(九尾の狐)ではない、人間に寄り添い、人間が寄り添った彼女が。

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謎の構造物

グローバルヒートマップというもので謎の構造物を発見した。

 

グローバルヒートマップ↓

https://labs.strava.com/heatmap/#12.05/142.49906/38.38493/hot/run

 

謎の構造物とはこのスクショ画面に写る、「誰かが移動した痕跡」である。

 


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お分かり頂けただろうか。

このグローバルヒートマップは、GPS機能がON状態のスマホを持ち歩く人が知らぬうちに位置情報をここに収集され、そこに「何があるのか?」を示している。

 

また、同時にその移動には当然規則性がある。道のない場所をわざわざ頻繁に通る好き者がいるとは考えにくいし。

 

したがって、この写真のどこが謎の構造物なのかは言うまでもなく「海に浮かぶ地図に存在しないはずの場所」ということになる。

 

ここまでなら良いのだが

この地点、見覚えのある方はいないだろうか?


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場所が場所だけに非常に怪しい。

東日本大震災震源地、そのそばそばの謎の構造物ということになる。

 

オカルトあたりではあれは人工地震だなどと鼻で笑いたくなる話が出ているが

 

しかし…これは一体なんなのか。

 

事実として、「東日本大震災震源地付近に建てられた謎の構造物」であることは間違いない。

 

漁船がキッチリ寸分違わず同じ航路を何十、何百と取れる筈もないからだ。また、生け簀にしては広大すぎる。

 

これ以上は調べていない。

 

 

 

ドイツ帰り

2018年。今年で21歳になる。
タイトルの通り、去る2017年12月。
ドイツへ旅行へ行った。
今回は旅らしい旅となり、モロッコのときのような野宿やその他諸々の準備不足は無かった。
フランクフルト、ミュンヘンともに約1週間かけてじっくり観光を楽しんできた…勿論いつものように一人で。

ただし極寒だったなあ
現地3日目のミュンヘンはずっと雪。
あまり電車や路面電車の乗り方に慣れていなかったから大半が徒歩。(最終日ごろに完全に慣れた)
これが寒いのなんの骨まで凍るかと思った。

This worthless, wonderful world

⬛️薄っぺらい人生だな…
特に何の思い出もない自分の歳ごとの顔写真を見つめて独り言ちてしまった。
俺TUEEE的な三文小説に出てきそうな、引立て役のモブのどうでもいい設定資料をマジメにリアルで再現してみました的な存在かもしれない。
この人生の主人公は自分であるにも関わらず、俺はあまりにも主役していない。


⬛️偽り
何の思い出もない?
どうでもいいモブ?
主人公してない?

そんなものは当然だった。
「人畜無害」で「信用」があり「仕事」を任せたいと思える人間といえばどんな人物かを想像すれば、常日頃からどのような振る舞いをするべきかは自明だ。
一旗上げるためには銀行は勿論、政治家(を輩出する本家)の信用を勝ち取って最大限の便宜を引き出さなければならない。

そのためには肩書きや実績が必要で、特に実績に関しては社会経験の年数のことで3年以上は待たなければ示しにならない。

⬛️優しさからの憎悪
元々優しい性格で、今もなお非情になりきれない部分すらある。
そんな優しさに漬け込み、人を不幸にする者が肉親にいたとしたらどうだろうか。毎日当たり前のように顔を合わせる肉親がだ。

人様をダシにするような人間は残らず根絶やしにするべきだ…そう考えた。

だからこそ演じ、待たなくてはならなかった。
憎むべき悪者が混じる社会で何食わぬ顔を。
こうした本心を主張するに足る、力を持ったその時を。

⬛️意思を通せるのは強者だけ
どんな高尚な事を言ったところで、力を背景としなければ受け入れさせられない。
憎むべき悪者が…加害者が被害者より丁重に守られるという理不尽が成り立っている時点で、奴らが強者ということになる。

だからこそ僕で終わらせる。
俺が最後の悪者になるんだ。